西宮市大谷美術館
   西宮市大谷美術館


  絵本・童話の世界〜 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展

     ここ3年、毎年秋になると見に行く絵本原画展があります。

  イタリア・ボローニャ国際絵本原画展といって、イタリアの古都ボローニャで
  開催されるコンクール展の入選作品の展覧会です。

  (関西は西宮市大谷美術館〜9/26(2004年)  →その他の開催地etc.


  ことし (2004年) は世界62カ国2700人以上の応募者 
  (10代から60代まで、プロ、アマいろいろ) の中から100名の作家の作品が
  展示されていました。

  絵本の原画って、かんたんなイラストという先入観があったのですが、
  最近のはスゴイですね。

       油彩、水彩、色鉛筆、鉛筆、テンペラ、そしてCG…

   もう 本格的な(ミニチュア)絵画作品です。
   そして、ユーモアがあってホッとさせてくれる温もりがあります。

    発想が夢の中のようで楽しいです。
   子供の時からそばにいたけれど、ずっと忘れていたもうひとりの自分を
   思い出したような感じになりますよ。
   
   ここで、やっぱり、絵の雰囲気にお国柄がでるようです。

   イタリアやフランスは色あいがキレイでオシャレ。
   透明感のある中間色が多くて深みがあります。

  チョットしたいたずら心たっぷりな絵は、ずいぶん余裕があるなという感じです。

  日本は、なんだかマジメなのが多いですね。
  色もトーンがチョットしぶかったり…でした。

  見ていて感じたのは、色と絵には心を動かして何かを創りだす力が
  あるんだなということ…。
  見る人に対してもそうですが、自分でも描いてみたら絶対にいいと。

  うまくなくてもいいし、ココまで描けなくてもいいから、印象を色でメモすることは
  いいことだろうと思いました。



  もうひとつの世界…、 
  絵本原画のもととなるストーリー、童話の世界もおもしろそうですね。

  こちらにも静かなパワーがありそうだと思いませんか?

  行間に色や音が飛びかっている感じ。
  たぶんそういうのがあるので深く入ってくるのかもしれませんね。

  日常のひとコマ、仕事でも何でも強烈な体験があった時に、
  適当にキャラクターを設定して書いてみてもいいかも。

  自分がストーリーや絵の主人公になるという想像をしてみれば、
  チョットした違いが生まれるかもしれないですね…。


  シェル・シルヴァスタインの『ビッグオーとの出会い』 『大きな木』、
  レオ・バスカーリアの『葉っぱのフレディ』、ジャン・ジオノの『木を植えた男』

  今までに読んでみた本です。大人向けの童話の世界もいいですよ。

  身近なところから絵やストーリーを見つけてみるというのは
  感性を養って発想をひろげるのにいいと思います。

  それは、ものごとを、頭だけでなく胸の芯で深く受け止めて、前に進むことを
  可能にする手がかりを増やしてくれるように思います。




  •  カバンに色えんぴつ ……  色えんぴつという気軽に使えて、しかも楽しい絵の描ける画材の使い方の
                       解説本
    です。
                       カバンに入れて持ち歩いて、街の風景、人物を描く技法が 具体的に
                       書かれて
    ます。
                       じっさいに描くことはしていませんが、どこかへ行くときこの本をもち歩いて
                       開いて風景を見ながら楽しんでいます。


  •  童話を書こう!実践篇 ……  この本の前編も2年前に読みました。書こうと思って買った本では
                       ありませんが童話のおもしろさ、日常からストーリーを見つけるヒントが
                       説明されていて楽しく読めます。

                       絵を見ながら、音楽を聴きながらでも何かが動き出す…。
                       童話の魅力、大人にとっても大切なものであることをこのシリーズで
                       初めて知りました。
                       この実践編でもより具体的にくわしく知ることができます。
                       志茂田景樹氏との対談も印象に残りました。





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