(1)舞楽・蘭陵王(らんりょうおう)感動は、良いことからも悪いことからも生まれるとすれば、 神戸はまさに古代からずっと感動の街、波瀾万丈の街です。 そして、その神戸・三宮のいちばんの繁華街で オアシスのような一角が生田神社です。 伝承によると古くは約1800年前までさかのぼれるそうです。 生田神社は子供の頃に少し、その後は長く行ってませんでした。 正月はスゴク混むので、春の大祭に行ってみました。 神戸のイメージから雅楽、舞楽に結びつきにくいのですが… 厳粛に祝詞(のりと)が奏上されて、すうっと静かな音色で雅楽が演奏されました。 笙のハーモニー、龍笛のひょうと伸びる音色。 そして舞楽「蘭陵王(らんりょうおう)」 龍の顔か伝説上の鳥を表しているという独特の金色の面をつけて、 朱色、黄色、白、を基調としたあでやかな衣装。 そして、四方八方へと、雄壮で美しい動き。 拝殿で神事に参加する神職の方々の衣装はえんじ色。 またはオレンジ色のえりが少しのぞく紺色の衣装。 拝殿の柱は朱色。いすには紫色の布地。 拝殿の舞台は黒塗りの細い欄干。 これだけの色合いだけでもきれいなのに、 それに加えて奥の社には散り始めた桜の花びらがゆっくりと舞い落ちてきてます。 小雨に濡れる社殿の屋根は渋く光ってます。 とらえどころのない透明な調べですし、独特の舞ですが、スゴク印象に残りました。 こういう体験は静かな感動ですね。 すべての神事がおわって朱色の柱と誰もいなくなった拝殿の空間を見ていると、 この場所には1000年以上も昔からの出来事が目に見えないけど、ずっと刻み込まれて残っているような、 それが”いま”と同時にあるような… 不思議な、少しあったかく感じられる気持ちになりました。 ここ生田神社からは海側、センター街へ向かってもいいし、 山側、トアロードへ向かってもいいし、おいしいもの、おしゃれなものを求めてのスタート地点ですね。 このあたりは色でたとえると澄みきった スカイブルーのような感じがしますよ! ・御祭神:稚日女尊(わかひるめのみこと) ・生田神社では神事の他に「雅楽の夕べ」などのイベントでも舞楽・雅楽の演奏をされています。 生田神社 http://www.ikutajinja.or.jp/index.html |
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