大神神社
右から勅使殿、拝殿、巳の神杉

   やしろは杉の御社(みやしろ)・三輪山(みわさん)

  古事記の時代から伝わる 大神( おおみわ )神社と 山の辺の道。
  何年も 前から 興味はあって 一度は 行ってみようと 思ってました。

  3年前、大神神社のサイトを 初めて見たとき、 98年の台風によって 三輪山
  (みわさん)の多数の樹々が倒れ、その回復のための献木を 募っている
  という話を知りました。

     なんとなく 心 惹かれて 申し込みました。 ( ほんの少しですが )
  そのようなことが あったので、 どこか 心の片隅で おぼえていて、大神神社に
  行ったら、その三輪山に 登ってみようと 思っていたのかも しれません。

     古事記の時代、伝承の時代の神社。 第一印象は荘厳な感じ。
      でも、行きかう人々は 明るく気軽な感じで お参りしています。
 
        最初の鳥居は ふつうの鳥居なんですが、
    社殿の手前に あるのは 2本の柱に、 向かって 左から右に しめ縄を渡し、
  そのしめ縄に 紙の紙垂(しで)でなく 太短いしめ縄が 5本ぶら下がっている …
   そういう 鳥居なんです。

   独特の雰囲気です。

 くすり道 という 参道沿いに歩き、狭井( さい)神社という 神水の涌きでる神社の
 横手が 三輪山への 登り口。

  チョット考えました。 けわしくないだろうか。 コワイ感じではないだろうか。

  このあたりには いないのか 小鳥の声はしません。
 うっそうとしたところが 続くわけではないので、どちらかというと 明るい感じ。
 でも景色は あまり 見渡せないです。

展望台から望む三輪山
元伊勢 檜原(ひばら)神社
  道は一本道で 場所によっては けっこう 勾配も きついです。
 ところどころに 磐座( いわくら )があり 大木に しめ縄が かかっていたりします。

    最初は ずっとひとりかなと 思ってたのですが 意外と人に出会います。
    年令も 様々、女性や 家族連れも…。

   はだしの人も ちらほら。 その方が 楽だそうです。

 最初は 緊張してましたが、 さんさんと 降りそそぐ 明るい日の光のおかげか、
 「 こんにちは〜 」と 声をかけあう なごやかな雰囲気の おかげか、
 すがすがしい気持ちで 山頂に たどり着くことが できました。
 
  三ツ鳥居


      降りてきて思い出したのが、こちらの一番の特徴である 三ツ鳥居。

     社務所で申し込むと 神職の方が 案内してくれました。
    廊下を 拝殿の奥へ。 後ろの 山の斜面との間に ありました。

   3つの鳥居が 横に並んだような形の 白木の鳥居です。

   左右の鳥居は板塀になっていて 中央の大きめの鳥居は扉がありますが
    御簾( みす )が かかっています。

檜原神社から西の二上山方向を望む    春と秋の大祭にも 開けることはなく、 年に1回 元旦のお祭りのときだけ
     内側に 開けられるそうです。

      なんとなく 不思議で、美しい…。
    そこはかとなく 神々しい、そんな感じの鳥居でした。

  元伊勢 檜原( ひばら )神社

 大神神社から 山の辺の道を 30分ほど 歩いたところに 檜原( ひばら )神社が
 あります。 ここは元伊勢 と いわれているところです。

   古代、今の伊勢神宮のご祭神は 当時の皇居のなかに まつられてました。

  それが 初めて別の場所に まつられたのが、崇神天皇の代、この 檜原神社の
  場所 だったそうです。

 その後、伊勢神宮は丹後、尾張などを経て、
                     現在の地に 落ち着くことになるのですが…。

 今、ここには 鳥居と境内は ありますが、とくに 何も残されていません。
  でもこの場所と 伝承については ずっと 伝えられてきたんでしょうね。

   ここの境内の入口の鳥居から 大和平野を一望でき、正面はるか向こうに、
  二つの頂上の並ぶ 二上山が 見えます。

春分、秋分の日にはまっすぐこの山の頂、雄岳・雌岳の間に夕日が落ちる
そうです。 そういう位置関係のところに この神社はまつられたんでしょうね。

    *    *    *

 山の辺の道から 少しはずれた 展望台から 西を見ると、
      薄もやにうかぶ 大鳥居とちいさな丘のように見える
      二上山 と 耳成山( みみなしやま )が ポツッポツッと。

 大和平野の 向こうに 生駒や金剛、葛城( かつらぎ )の 山並みが 続きます。

その 葛城の山々は、のちに 京都の賀茂社に 関わる賀茂氏の本拠地だったとのこと…
大鳥居、二上山、向こうに生駒山

  道沿いの柿の木には ヒヨドリが 数羽、かわいく 鳴いて 飛び回っています。
  古代からの 道である 細い道を 歩くと 道沿いの 竹やぶの中からも…

  古事記や万葉集の世界で 伝えられる 飛鳥、奈良時代の出来事。
  このみやこでの出来事は 明るいものばかりではなかった。

 でも、この大和平野の東、三輪山から登る 朝日と、二上山の方向に 沈む
 美しい夕日、そして ゆるやかな山々に 囲まれた このあたりの やわらかい 景色。

 たぶん、この雰囲気が 古代、ここに生活した人々を やさしく包んだのでは
 ないでしょうか。

  日本武尊( やまとたけるのみこと )の 望郷の歌、

  三輪山を 振り返りつつ 近江へ下ったときの 額田王 の歌に その心情は
  あらわれてるように 思います。

    *    *    *

  ・大和国一の宮  三輪明神 大神神社 

  ・御祭神   大物主大神( おおものぬしのおおかみ )
           大己貴神( おおなむちのかみ )
           少彦名神( すくなひこなのかみ )

  便利なガイドブック ・「 大神神社と山の辺の道ガイドブック 」社務所にて。
               ・「古事記・日本書紀を歩く」
狭井神社参道



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