下鴨神社 (賀茂御祖神社)
糺の森・泉川

 
   (1) 糺の森 (ただすのもり)


    下鴨神社 【 賀茂御祖神社 ( かもみおやじんじゃ ) 】は、賀茂川と高野川が
    合流して 鴨川となる 三角州地帯のところにあります。

    糺の森という 広大な森の中に…
    今は道路が間近にまでせまってますが 昔はもっともっと広くその一帯が
    森林だったそうです。

    それでも 広さは東京ドームの約3倍。 そして3000年前の植生を今に残す
    スゴク貴重で珍しい場所( 国の史跡 )です。

    鳥居を くぐって森に 入ったとたん、樹々の香り、気持ちの良い木陰の風、
    そして 木漏れ日が地面にきれいな模様を描いてます。
 
 鴨長明 ゆかりの 河合神社を すぎると 瀬見の小川、泉川、
 きれいなせせらぎが…。 
 まるで 山の中のように かなりの種類の 野鳥のさえずり。

  ここは 京都で 最古の神社の一つと知って、一度 来てみたかったのです。
 神社というより 糺の森一帯が 古代からの 神聖な場所 だったそうです。

 「 糺す 」という名の語源は 諸説あって定かではないそうですが、
 その一つに 神が顕れる( たつ・ただす )ところ という 意味が あるそうです。

    清水の湧くところ、鴨川の水源の神地 として信仰されてきた場所。

  神社の創祀は 伝承によると B.C.658年?!(日本書紀)で、 弥生時代の
  住居跡や 土器も 発掘されているとのこと。

そして 長らく古代氏族の 賀茂氏が おまつりしていた…
糺の森・河合神社
糺の森・瀬見の小川
 
    今も5月には 切芝神事というの行事が おこなわれています。

   有名な葵祭に 先立って行われる、御蔭山からご神霊をお迎えする行事、
    御蔭祭( みかげまつり )では 本宮に入る前に
   ここ 糺の森でまず神事と舞の奉納が 行われるのです。

   今でも 大切で 神聖な場所として 保存されているところがスゴイですね。

 700m ほどの参道、このせせらぎを 上流に向かって歩きながら
 社殿に向かいます。

    しゃがんでみると せせらぎの 綺麗な音。
  珍しい つがいの黒いトンボ? が ふんわりと 飛びまわってます。
  昔は どこにでもあった小川という感じ。 水がよどんでません。
       今も 湧き水の流れ だからですね。

  大きな根元だけになって しめ縄の張られた 大木の横を 通り過ぎて
   奈良殿橋( ならどのばし )という 小さな橋を渡ると…

  せせらぎの名が変わります。 奈良の小川です。
  そしてここまで来て ふつうの神社でいう 手水舎に 行きあたるのですが…、

御手洗(みたらし)-直澄(ただす)        変わってます…。

  樋は 樹齢600年のケヤキの木からつくられ、水を受けているのが
  舟形の 大きな磐座(いわくら)。 簡素な覆屋(おおいや)には御簾(みす)が
  張られています。

   ここも 湧き水を使ってるんですね。 冷たくて気持ちの良い水です。

   川の方を見ると 小さな階段があって 川のほとりでも
     手をさしひたすよう 案内がありました。
  奈良の御手洗( ならのみたらし・手を清める場所 )です。

 上流 80m の舩島( ふなしま )は神聖な場所で 社殿成立以前の
 古代祭祀跡 とのこと。

鳥居とせせらぎと森 のセットは 伊勢神宮内宮前の 五十鈴川の ほとりのよう。

          透明な 流れに手をつけて 前を見ると みずみずしいミズアオイ。

         冷たい清水に 静かに手をすりあわせて、上流の方から 水底の小石の上を
         次々と 流れ来るキラキラした光を 見ていると…

              ファンタジー映画なら よくある場面、光の流れに 手をつけると
              キラキラと その光が拡がって あたり一帯が光り輝く場面。
              
              そういう情景を 連想しました。


  「 みそぎ 」というと 固くムズカシク 聞こえるけれど、
                     こういう 素朴な 感覚なのかもしれない…。

   玉依媛命( たまよりひめのみこと )が 奈良の小川で 禊をされているときに 上流から
   流れてきた 丹塗り矢を 拾われて 上賀茂神社の神様を お生みになったという話。

   伊弉諾尊( いざなぎのみこと )が 黄泉の国から戻られて 川で禊をされると
   次々と 神が生まれたという話。

      そういう神話が いつもより自然に 想像できる感じがしました。

  ここ糺の森については たくさんの和歌が残されており、『枕草子』や『源氏物語』の
  須磨の巻や 葵の巻にも 登場、多くの人々の想いが 託されたところです。

    近くは 谷崎潤一郎も 戦後まもなく この森のすぐ東に住んだとか。

    また 季節を変えて何度も来てみたくなりました。

    森を通り抜けるのに 小一時間も かけてしまいました。
    これから大鳥居、楼門を くぐってやっと社殿に向かいます。

   ふと振り返ると、いつのまにか 一羽のカラス、街中とは何となしに違う おとなしそうな
   カラスが舞い降りてきて、先ほどの 奈良の小川の御手洗( みたらし )の場所を
   チョンチョンと 横切って行きました。


     そういえば こちらの神のお使いは カラスだったんですね。
奈良の御手洗(みたらし)・水辺のミズアオイ



 下鴨神社 【賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)】
   ・世界遺産 山城国一の宮 
   ・御祭神 
     賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)
     玉依媛命(たまよりひめのみこと)
   
   ・京阪出町柳駅から歩くのがオススメ。最寄りのバス停は糺の森 または下鴨神社前
   ・京都市バス、地下鉄については →
京都市交通局



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