何もなくてガランとした神社には行っても、ふだんは寺院にはあまり足が向きません。

でもそのなかで、奈良時代の寺や、禅寺には自分の「感性」次第で、想像で遊べるような気がするのでときどき訪れます。

建仁寺
       (1)方丈の前庭

  京都四条通からでしたら花見小路を南へ、 または八坂神社から南西へ5、6分。

 徒歩でもわりと気軽に行けます。  通りの喧噪も別世界。

         境内まで拝観するひとは少ないので、静かな心持ちで歩けますよ。

    この建仁寺の石庭(方丈の前庭・枯山水)はいいです。 
              
  なんだかホッとします。

   石庭は龍安寺も有名ですね。

        龍安寺の方はもう少し厳しいというか、寂々とした感じがありましたが、

     こちらは同じ石庭でも、なぜか暖かさを感じますよ。

                  ずっと庭の前にすわっていたい。そのまま気持ちよく眠ってしまいそうな。

   敷きつめられた白い小さな石のつぶが、 すうっと直線や曲線の筋をつけられて 打ち寄せる波のようです。

                          ぽつっぽつっとかたちの違う岩が立ち並んでいます。

                  ぼうっと眺めながら思いました。


             庭が人生として、
      岩が、幸せで目立つ、ハデな出来事だとしたら…、

                          それが、たくさんなくてもいいんだなと。


                  岩のならびかた、構成しだいで、

              平坦な地面の 白いたくさんの小石の部分、音のない地味な部分も、

          存在感を増して くっきりと浮かび上がってきて、


                 庭というか人生全体が、大きく拡がりをもってくるようです。


           岩が「晴れ」の部分、地面の白砂が「褻(け)」の部分…。


          小さな白い石、一粒一粒の平凡な毎日のことも大切…かな。
       その積み重ねがあって初めて岩の部分が生きる…。

    こういう場所にすわったからか、そんなことを感じました。


       「わぁ〜、こんなうちに住みたいわぁ」「ええねえ」
    学生?女性2人が、にぎやかに入って来たんが、

                 次の瞬間には「……」    しみじみしてました。

***** 京都に行くのに、いろんな目的があっていいですけど、

  和菓子の店を目当てに行って、そのついでに近くの寺社に行くというのもいいですよ。

  ふだんはそんなに食べなくても、やっぱり独特のおいしさがあります。

                        求肥(ぎゅうひ)って?
                      おいしいみたらしは?

    「雅びの京菓子」 この本オススメです。  これ1冊もって行くと楽しいですよ。

                                    建仁寺についてはまだまだ続きます。

 日本最古の禅宗(臨済宗)寺院

・建仁寺 http://www.kenninji.jp/



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